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昨日はちょこちょこといじっていた熊の皮をようやく加工できました。
随分前にマタギの方から熊の皮をもらっていたので、自分用の腰皮を作ろうと思いまして。
腰皮ってのは、私が前に描いた絵にも描いてあるんですが、マタギの方とかが腰につけてる毛皮のことです。
昔の人が使ってた昔の道具、かと思ったら大間違いですぜ。
これをつけてると雪の上にそのまま座っても尻が濡れないし暖かいので、現役マタギの方々はもちろん、登山をする人とかも使ってたりします。
もらった毛皮はこんなんでした。剥がしたまんまの皮を長いこと干しっぱなしにしていたみたいで結構ばりばりに硬くなってました。
せっかくだからなめし方とか色々やってみようと思って色々調べてたんですが、実際やりたくてもなかなかそんな暇はなく・・・
処理方法も色々あるようで、マタギの方々に聞いたら「熊は脂をそぐ必要ない」とか「使ってるうちに柔らかくなる」とか言うもんだから、も~~いいやと思って結局一番手間のかからん方法を選んでしまいました。
とりあえず洗剤、重曹、塩で熊皮を洗って、裏側の汚い部分とか厚くなってる部分だけナイフでそいで、あとは手でしごきまくる。原始的!
あと破れたカッパがあったからそれで裏地をつけようと思ったのだけど、革製品を加工する技術も知識もなけりゃ道具もない。
ので、おっちゃん方が持ってる腰皮を観察させてもらった結果、麻紐を縫い糸に、きりとヘアピンを縫い針代わりにして挑戦することに。
なるべく家にあるもんで何とかしたかったので・・・でも案外いけました。ヘアピンの新しい使い道を知った気分。
そんな風に昨日一日格闘しながらようやく完成。おっしゃー!!
ベルトをどうやってつけようか迷ったのだけど、縫い糸にした麻紐を平編みにしてベルトを通せるように縫い付けてみたら結構いい感じでした。
手作り感漂ってるだろうが!
雑な部分はあれど売り物にするわけじゃなし、どうせ自分で使うもんだし。
元々もらった毛皮もそんなに大きくなかったので普通よりは小さいサイズだけど、まあ十分使えそうです。
なんとか雪の季節に間に合った・・・これで今年の冬は熊皮デビューだわい。
とりあえず結構満足。
で、ふと熊製品ってどんくらいで取引されてるのか気になったので検索してみたら、
・・・うん、自分はつくづく贅沢な遊びをしているなぁと思いまして。
なのでついでにもういっこ自慢します。
マタギのおっちゃんからもらった熊の牙で作ってみたネックレス。
牙の部分だけを持っている人はたくさんいるけど、こういう風に骨や前歯がついたままものを持ってる人はなかなかいないはず。
全然知らない人には「貝かと思ってた」とか言われたりするんですが、知ってる人は驚いてくれるので結構自慢だったり。
なんかだんだん熊グッズが増えてきたかも。
腰皮作った残りの毛皮もなんかに使えないかなぁ・・・